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2015年9月10日 (木曜日)

東武鐡道 東武浅草駅へ 【上り 特急しもつけ282号】

 ↓ 往路 東武浅草駅から東武宇都宮駅まではこちら ↓
http://harumi-sta.cocolog-nifty.com/khk/2015/09/131-955f.html

        さてさて復路のお話しです(≧∇≦)

窓のカーテン越しに光が差し込んできた。窓を開けて覗いてみると宇都宮の空はお天気で空気がキラキラしている。昨日の雨とはようやく縁が切れ気分が良い。

さて、起きてしまえば宇都宮には用がない。いそいそと支度をして昨日乗れなかった特急電車に乗って東京に帰ることにする。

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ホテルの外に出れば、すっかりお天気になった宇都宮の夏空が心地よい。ちょうどよい日差しがわたしに降り注いでくる。

まだ、特急の出発時間まで十分余裕あるのだから寄り道をして宇都宮城址など見ることもできる。けれども行けば鉄道以外の見聞を広めてしまう。すると「電車に乗りきただけの工程」の趣旨に反するので、ここは大人しく東武宇都宮駅まで寄り道しないで歩くことにしようと思う。ただ、同じ道では誠につまらないので昨日とは違う道順で東武宇都宮駅に向けて歩いて行った。
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ご存知の方も多いと思うけれど、厄介にも宇都宮と言う街はJR宇都宮駅と東武宇都宮駅の2つの駅が別々の位置にある。

東武宇都宮は栃木県庁と繁華街の中心にあり、JR宇都宮駅は中心地より1kmくらい外れている。 これは明治18年に日本鐡道により敷設された際に宇都宮市街地を通さなかった結果である。こう言った地方都市の歴史を見ると地元の先見性の明暗を感じる。
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ただこの不便な状況が宇都宮の市内の大きさにも関与している。
二つの駅を挟んだ地域が街の中心地になるのだから必然的に中心地の規模が大きくなり北関東最大の商業圏が形成されたと考える方が妥当に感じる。

そんな大きなお世話な事を考えながら宇都宮市内のど真ん中にある東武宇都宮駅が見えてきた。
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東武宇都宮駅は東武百貨店と同居しているので随分と大きい。しかし、駅前は狭苦しくてお世辞にも整然としてはいない。
それに月曜の朝だというのに東武宇都宮駅の駅前は余りにも静かで拍子抜けした。
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だいたい平日の通勤時間帯に出発する11本しかない都心に向かう東武浅草行の特急電車なのだから混んでいるのは当然!と思っただけに曜日を間違えたような錯覚に陥っている。
これでも今日はどう考えても月曜日に間違いない。なんだか随分と寂しい駅構内を歩き改札口を抜けた。
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それにしても東武宇都宮駅は市内の中心地にありながらホームは4両編成分しかなく随分と貧相でしょうがない。

しかも2.3番線しかない。こう書くと書き間違いのように思えるけど東武宇都宮駅には1番線が無い。2番線の横には線路が走っているけどホームがない。

こういった順序を逸脱する行為は眩暈がする。物事には順序があるのだから1・2番と付ければよい。それでも3つ番線が必要なら012と割り振れば問題は解決できる。これならわたしの眩暈は起こらない。
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さて速足で駅まで着いて一気にホームに入ったけれど出発まで実は行くところが無い。いや、行く場所はあるので、正確にはいる所が無い。仕方ないからベンチに腰掛けて空を見るのも良いけど、ここは姿の良い「特急しもつけが」が停車しているのだから長くもないホームを歩いて先頭車までゆっくり見てみようと思う。
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この4両しかない特急電車を上や下を見ていると随分と惜しい電車だと思う。この電車の風体は工業美とはだいぶ違う次元にいるように思える。それに歴史を感じる車両と言う訳でもない。良く言えば質実剛健の気風があると言える。まあ聞こえが良いかもしれないけど、正直な事を書けば目の前に停車している特急電車は最低限の飾りしかついていない特急なのである。
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出発時刻5分前になったので車内に入った。それにしても私以外のお客は見当たらない。うまくない。甚だうまくない。お客が少なすぎては電車に乗っている気分は薄められる。だからと言ってイモ洗いのような状況ならば、わたしは段々と不愉快になって普段から不愛想なのに更に目が座ってくる。
      したがって案配が大切なのである。
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ようやく出発直前になって待望のお客が3名来た。これで広い車内で一人きりでは無くなる。それに3名なら広い車内では邪魔にもならい。安心して自分の座席に座っていると気が付くコトがあった。

この座席は随分と垂直に背もたれが固定されている。すこし座席を後ろに倒したい。そこで座席を倒す装置を探したけれど見つからない。さすがにいまどきリクライニングもしない特急電車などあるものかと思ったけど。やはり今でもあるようで恐れ入った。

さすが質実剛健な電車であるが故に旅客まで鍛えようとする点には閉口するしかない。
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諦めて車内でお行儀よくしていると発車ベルが鳴り東武宇都宮駅800に駅を離れた。さて乗車した特急電車は東武浅草行「特急しもつけ282号」電車は浅草寄りが4号車で宇都宮寄りの最後尾が1号車。全席指定席の4両編成。トイレは1号車と4号車にある。
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また自動販売機が同じく14号車にある。もちろん車内販売などあるはずもない。これより停車駅は東武宇都宮線の江曽島駅・おもちゃのまち駅・壬生駅・新栃木駅・栃木駅ここから先は東武本線の駅として春日部駅・北千住駅・東京スカイツリー駅・終着の東武浅草駅に951到着する。
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東武宇都宮駅を出てから随分とゆっくり走っている。窓を眺めていると電車の速さがわかる。特急電車なのだから早いのだろうと思うかもしれないけど。けれどもこの特急は昨日乗車した各駅停車と同じ速さで走っている。違いと言えば小さな駅を通過する位で「あらあら」と思ったが考えてみれば安い運賃で乗車しているので文句は言えない。
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ほぼ同じ時刻に出発するJR宇都宮駅からの新幹線(やまびこ206号)東京行で行けば特急料金だけで2,790円かかる。この特急しもつけなら820円で行けるのだからトロトロ走っても文句はいえない。安いお客は文句を言わないのが礼儀である。

昨夜は暗闇だった車窓が今は青あおとした田園として車窓から広がっている。別に変わった風景でもないけれど初めて観る車窓の風景は新鮮な感じを受ける。

特急しもつけは東武宇都宮線を南下して30分もすると、もうすぐ東武日光線と合流する新栃木駅に停車する。反対側のホームには日光へ向かう快速電車が見える。
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新栃木駅の次は栃木駅に停車する。栃木県の県都の名前が表された駅にも関わらず、駅の最寄りに栃木県庁など無い。県庁は宇都宮にある誤乗をまねく迷惑な栃木駅に930についた。

ここで一塊のお客さんが乗ってきた。ようやく車内が特急電車の様相を見せてくる。それにしても随分乗ってくる。時刻表を見てみると栃木駅には17分前に鬼怒川公園からの「特急スペーシアきぬ108号」が到着しているハズだけどホームには乗客がたくさんいる。どうやら、この特急電車を狙って乗ってくるようだ。
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さて、わざわざ座席がリクライニングしない特急に乗るのかと他人事乍ら詮索してみた。あれこれ考えていたら特急料金が違うコトに気がついた。特急スペーシアで栃木駅~浅草駅間の特急券は平日なら1130円。かたや「特急しもつけ号」なら820円。その差は300円も違う。しかも乗車時間は同じで、停車する駅も同じでは「特急しもつけ」を利用した方が賢明である。なんとなく了解した。そんな安い客を満載して栃木駅を835に出発した。

栃木駅をでると次期に利根川に至る。ちょうどこの川は北関東と南関東をわける目印にわたしはしている。この辺りの利根川も意外に堂々としている。ただ下流のような雄大な流れとは比較できないけど淀みなく流れている。川を越えれば南関東である。ここまで来ると田園地帯から近郊の住宅街に移り変わる。
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さて、この近郊の住宅街の車窓はおもしろくない。車窓を見ても特に感想はないだけあって頭の中が暇を持て余している。暇だと何か食べたくなる。でも特急しもつけ号には車内販売は来ない。来なければ余計に食べたい。食べるならアイスクリームが一番いい。よくアイスクリームといって「ラクトアイス」とか「アイスミルク」それどころか「氷菓子」なんか貰う事があるけど、あれはイケない。アイスクリーム=アイスクリームであってそれ以上でも以下でもない。頭の中でそんな事考えても今はラクトアイスどころか何も食べられない。
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さらに電車は南下していく。東武動物公園駅手前から東武伊勢崎線のレールと一緒になり、さらに南下すると春日部駅に到着する。ここは東武野田線との連絡駅で意外に賑やかな所らしい。わたしは一度も降りた事も無い駅では4両編成の内2号車と3号車しか扉は開かない。随分と厳重な事だと思う。
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北千住駅には937に到着した。この駅は東武鐡道の大ターミナル駅で実質的な東京の東武の玄関口になっている。と言うのは北千住駅にはJR常磐線・TXつくばエクスプレス・地下鉄千代田線・日比谷線などの線が集約されている。東京都心への乗り換えが頗る便利なのである。

一方、本来の終着東武浅草駅ではJR線の乗り換えできない。地下鉄銀座線と都営浅草線しかない。したがって乗り換えするために多くの乗客が下車していった。おかげで特急しもつけの車内はカラカラになってしまった。身軽になった列車は東京スカイツリー駅に945到着。そして直ぐに隅田川鉄橋を渡りきると終着の東武浅草駅に951定刻通り到着した。
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さすがに多くのお客さんは北千住で下車したので人数もまばらながら結構いる。電車は折り返し回送電車になる。

    所要時間は1時間51分。距離で113.2km

無いお金を出して用事も無いのに遠くも無いところに行って朝早く家に帰ってきた。随分お金も使ってしまったので、お昼ご飯は帳尻を合わすために抜きにな
ってしまった。

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コメント

おはようございます。
念願の「しもつけ号」ですね。宇都宮線の車両の有効長の関係で350系の4両編成が充当されていますね。スペーシアに比べるとビジネス食の濃い車両ですから、余分なものが徹底的に排除されていますね。
宇都宮駅、「昔は鉄道が通ると疫病が流行る」などの流布がまことしやかに流されたりしていて、繁華街や旧道沿いなどには鉄道が敷かれなかった場所が多くありますね。中央線がよい例ですね。
次回の鉄道に乗るための旅も楽しみにしています。

こんにちは~。モモパパです。
特急しもつけ号。
改めて見るとなんだか特急に見えない車両です。
そういう風に見えるのは僕だけかな。
なんだか特急らしい豪華なシートや設備がついてないような気がするし。
でも朝比奈ひなたさんはこの特急に乗りたかったんですよね。

いつもながら内田百閒氏の「阿房列車」をモチーフとされてらっしゃるような文章に引き込まれますよ。

快速特急さん。書き込みありがとうございます。
     お返事が遅れてすいませんです。

過日の台風で東武宇都宮線も被害を受けてしまいました。
いまは特急しもつけ号も暫定的に浅草駅~新栃木駅まで
運転をしています。早くの復旧を祈るばかりです。

また、機会があったら宇都宮に行って見たいと思います!

モモパパさん。書き込みありがとうございます。
また返事が遅れてしまってすいませんです。

そうなんですよぉ「特急しもつけ号」さんはかなり貧相です。
下手すると名鉄の普通車より貧相です。しかも特急料金が
必要などなどとおぉ なんだか残念な特急です。

ほんとうに皆さんに読んで頂け光栄です。 書いている人は
わたし1名ですが、書き方など変えながら書いていますので
いろんな角度から鐡道趣味を読んでいただけたら幸いです。

元は伊勢崎線の急行用車輌ですからね。
父の郷里が館林(正確には多々良)なので、5700系や5310系の時代から何度か乗りました。
古い急行用車輌から比べればそれなりなのですが、特急用車輌と比べると確かに見劣りがしますね。
栃木県は昔は栃木を県庁とする栃木県と宇都宮を県庁とする宇都宮県でした。やがて両方を併せてニュー栃木県となり、県庁も栃木においたのですが、後により繁華な宇都宮に県庁を移した為に、栃木県の県庁は栃木ではなく宇都宮との今の状態になったのです。

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