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2019年12月25日 (水曜日)

素敵な四国鐡道文化館&続々たる武勲の国鉄総裁 十河信二記念館を訪ねて!

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彷徨い歩く エトランゼ 朝比奈ひなたでございます( ̄▽ ̄)

朝も早くから琴平電気鉄道さんと戯れ、挙句の果てには高松駅から特急いしづち9号に乗って一日中、鐡道と一緒の時間を過ごしていますよぉー。さてさて、普通なら途中下車しないで特急電車で終点を目指すんだけど実は途中駅に素敵な鐡道の街があります。そこで久しぶりに途中で下車してみました♪(o ̄∇ ̄)/ そんな訳で訪れたのは愛媛県の伊予西条駅です(*´▽`*)(*´ω`*)(*´▽`*)
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降り立った伊予西条駅は中規模の地方の駅と言った感じで地味って感じなんだけどぉ。この駅に横には素敵な施設があるのです(*´▽`*)(*´ω`*)(*´▽`*) それが四国では唯一の鉄道博物館「四国鐡道文化館」さんなんだよぉ♪(o ̄∇ ̄)/

この施設は平成19年(2007)に日本ナショナルトラストとJR四国が開設した四国初の鉄道博物館です。当現在は開館当初からの施設の北館と線路を挟んで反対側にある南館(平成26年(2014)11月26日に開館)を持つ立派な施設でーすヽ(´▽`)/ヽ(´▽`)/
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   【↑鐡道文化館北館の全景  下段:北館の館内】

まず、朝比奈さんが訪れたのが木造の建築が美しい北館だよ。ここで驚いたのが入館する時にスリッパに履き替えることΣ( ̄ロ ̄lll)Σ( ̄ロ ̄lll) さすが本物の木造建築物でございます。こんなことする施設はお城とか以外には経験ないよぉーΣ(゚□゚(゚□゚*)

さて、スリッパに履き替えて入館券を買います。大人300円・子どもは100円。四国鐡道文化館の北館と南館共通です。とっても安くて良い値段だと思います。素晴らしすぎるよー(≧∇≦) まず入館してお出迎えしてくれるのが四国には一切関係のない、というか走っていな東海道新幹線0系電車さんです。うーん場違いな感じが猛烈にいたします。そのお隣は四国にとっても縁が深いDF50形ディーゼル機関車1号機さんですねぇ。なんだろぉー。このアンバランスな展示わぁ( ̄д ̄)( ̄д ̄)( ̄д ̄)・・・。
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    【国鉄 東海道新幹線0系電車 21-141号車】

もはや四国にいるのに東海道新幹線さんとお逢いできることにクラクラしてします。それでもせっかくだから仲良くななりたので挨拶がてら見学ですよぉー!!! こんにちわぁ ひなただよぉ♪(o ̄∇ ̄)/ 
遊びに来たよぉ(*´▽`*)(*´ω`*)(*´▽`*)

さてさて、展示されている東海道新幹線0系電車さんは昭和51年(1976))に作られたました。実は0系新幹線電車さん達は約22年間も細かい部分の変更だけで作り続けられてきました。展示されている車両さんは側面の窓が大きな初期グループの最終形になります。四国鐡道文化館に来る前はJR西日本さんで最後まで活躍して平成12年(2000)10月に引退しました♪(o ̄∇ ̄)/ その後は大切に保管されていますが建物の関係上、車体を半分に切られてしまっています。ちょっと残念だよぉー。それでも気軽に車内&運転台も見学できますヽ(´▽`)/
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     【国鉄 DF50形ディーゼル機関車1号機】

さて、お次の車両さんは四国を代表するディーゼル機関車さんのDF50形1号機さんです。四国は瀬戸大橋が開通するまでは国鉄線では電車は運転していませんでした。そこで活躍したのが気動車(ディーゼルカー)&ディーゼル機関車さん達でした。当時の電車の技術は平均点くらいでした。でも戦後の日本ディ―ゼル技術及第点だったんだよぉー。それでも頑張ろうと作られたのがDF50形ディーゼル機関車さんです♪(o ̄∇ ̄)/

昭和32年(1957)に作られたのですが及第点生が作った機関車さん。不思議な構造なんですΣ( ̄ロ ̄lll) この機関車は日本の新三菱重工業さん&海外の企業の協力で直列8気筒噴射式のディーゼルエンジンを作って乗せてくれました。なんだか凄そうなエンジンだから物凄く早そうな感じだよねぇー。実はこう考えるが大間違いなんですΣ( ̄ロ ̄lll)Σ( ̄ロ ̄lll)

実はこの凄そうなエンジンで走るのではありませんΣ(゚□゚(゚□゚*)
このエンジンで機関車に一緒に乗せている100Kwモーターの発電機×6基を回すんのです( ̄д ̄)( ̄д ̄)( ̄д ̄) はぁ~。それで、出来た電気でディーゼル機関車が走ると言う恐ろしく不思議な構造なんです。この方式を電気式(ディーゼル・エレクトリック方式)と言います。なんで意味不明な構造化にしたかと言えばスピードを変則するための技術が難しくて諦めてしまったのよぉー。普通に考えてもエンジンと発電機を一緒に積む機関車は必要以上に重い。しかも構造が複雑で大変。そして重いからスピードが出ないという弱点の多い子でした。

展示されている1号機さんは初めから最後まで四国を駆け巡り昭和58年(1983)9月25日に引退しました。そうそう国鉄が定めた「準鐡道記念物」に指定されている貴重な存在でもあります♪(o ̄∇ ̄)/
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北館で展示されてるのは2両になります。あまり広いとは言えない館内だけど、四国各地から集めてきた鐡道に関する収集物が賑やかに展示されています。因みに今日は平日。しかも現在の時間は14:30です。お陰でお客さんはひなただけ。ひなた一人で車両さん達をひとり占めできる幸せ。ほかの人の話し声もないから集中してメモを取ったり、アレコレ考えたり、本当に良い勉強が出来ましたよぉ
(*´▽`*)(*´ω`*)(*´▽`*)
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さてさて、途中下車した関係であまり時間が無いので先に進みますねぇ。北館を出て少し伊予西条駅側に戻ると「ぽっぽ橋」という名前の跨線橋があります。この橋を渡って南館へ行ってみますねぇ(* ̄ー ̄*)
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      【↑四国鐡道文化館 南館の全景】

ぽっぽ橋を歩いていると見えてきたと南館。まずは屋外に展示されている近未来の乗り物がお出迎え。う~ん。あれは何だろぉー。見たことのないよぉー。実はこの車両は線路の幅が違っても走れるように工夫がされているフリーゲージトレインと呼ばれる軌間可変電車さんの2次試験車さんだそうです。日本の鉄道は大きく分けて在来線用の線路幅と新幹線用の線路幅の2種類があります。かなり大まかな分け方だけど普通の人ならこれでOKです。新幹線の線路と普通の線路を1つの列車が走れれば夢みたい。そこで鉄道技術研究所のおじさん達が長崎新幹線で導入しようと考えて開発を進めてきました。展示されている2次試験車は平成9年(2007)3月にJR九州で作られて四国や九州で実験をしていました!!

ただぁ・・・やっぱり・・・複雑な機能がある電車は嫌われるといったところで3次実験車までつくられたけど上手くいってないのでうすよぉ。
ぐすんΣ( ̄ロ ̄lll)Σ( ̄ロ ̄lll)Σ( ̄ロ ̄lll)
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さてさて、南館の入口で入館券を係りのお姉さんに見せて入館します!
この南館では3両の実物車両を保存しています。それでは1台づつ紹介していくね(* ̄0 ̄)ノ 注意=こちらにも入館券売機があります。お好きな方から見学くださいませ。 注意2=南館はスリパに履き替えなくてOK。靴のまま入れます(* ̄ー ̄*)
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      【国鉄 C57形蒸気機関車44号機】

一番目立つのがC57形蒸気機関車44号機さん。昭和13年(1938)に作られた最も優秀な高速蒸気機関車です。とても美しい姿から貴婦人の愛称で呼ばれている機関車さんです。もぉ~ボンジュールって感じです
(*´▽`*)(*´ω`*)(*´▽`*)

こんな蒸気機関車が四国でも走っていたんだぁ~と思ったら大間違いです。実はC57蒸気機関車さん達は四国を除く各地で活躍をしていたのです。この44号機さんも高崎機関区、尾久機関区、小樽築港機関区など関東から北海道を駆け回っていました。昭和51年3月1日に引退してから四国伊予西条までやってきました(* ̄ー ̄*) 伊予西条では市民公園で展示されてきたけど南館ができるときに綺麗に整備されて大切に保存されています。
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      【国鉄 キハ65形急行用気動車34号車】

昭和44年(1969)から製造された急行型気動車さんです。山道でもグイグイ登れる凄いエンジンと車内は快適冷房装置付き。最高時速は95km/hなんて素敵な国鉄気動車と言うことで華々しくデビューしました。四国高松運転所に集中的に配置されて大活躍。その後は急行列車が少なくなったので普通車としても活躍していました。そして平成20年(2008)10月に定期運用を終えてました。
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      【DE10形ディーゼル機関車1号機】

お次はDE10形1号機さん。凄く珍しい試作車輛の1両です。ローカル線では客車を繋いでお客さんを運んだり、貨物列車を引っ張ったり、はたまた車庫で列車の移動を助けたりと使い方は自由自在のディーゼル機関車さんです。703両もの兄弟がいる数自慢だよぉ♪(o ̄∇ ̄)/
この試作1号機さんは生まれてから最後まで四国で活躍していました。
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南館ではこの3両が並んで展示されています。この車両たちの横の屋外スペースには鉄道信号や車輪・レールなど実際の物を展示しています。地味な展示だけど解説文を読むと凄く面白い朝比奈さんもメモを取りながら見学したよぉ(*´▽`*)(*´ω`*)(*´▽`*)
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     【↑鐡道文化館 南館 鉄道模型運転展示】

この広い南館でもお客さんは朝比奈さんだけ♪(o ̄∇ ̄)/
しかも、気分MAXルンルン気分で見学していたから窓口のお姉さんからねぇ「模型の運転があるから是非見てみてぇー」と声をかけられたよぉ。もちろん朝比奈さんは良い子だから!お返事は「はい! もちろん喜んでです」そんな訳でひなた一人が観客の模型運転が始まりました。南館の入り口付近にある大きな模型展示でHOゲージの模型たちが四国ある代表的な名所を再現した場所を走ります。中央には伊予西条駅が再現されています。走り回る模型と解説を聞いて大満足だよぉー。

今日はひなたの為に模型を運転をしてくれて! 
お姉様本当にありがとう(*´▽`*)(*´ω`*)(*´▽`*) 
なんだか文化館をひとり占めした感じで大感激でしたヽ(´▽`)/ヽ(´▽`)/

今日はひなたの為に質問に答えてくれたり、模型を運転してもらったり本当にありがとうございましたヽ(´▽`)/ヽ(´▽`)/ 本当に素敵な鐡道博物館で来て見て大正解でした♪(o ̄∇ ̄)/ さて、展示館としてはこれで終わりだけど、あと1つ併設されている記念館があります。そこへ行くので再び「ぽっぽ橋」を渡って北館へ戻りますねぇ(≧∇≦)
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北館の前にある小さな記念館「十河信二記念館」です ♪(o ̄∇ ̄)/

鐡道の歴史には有名な人物がいっぱい登場します。鉄道開業を支えた鉄道寮の井上勝さん。そして鉄道を全国一律の組織に育てた鉄道院の後藤新平さん。この後藤新平さんの門下生には数多くの鉄道を支えた有名な人物がいます。その中でも1番が伊予西条出身の十河信二さんだと思います。特に昭和30年(1955)に第四代国鉄総裁になってからは全力で取り組んだ東海道新幹線。鉄道が斜陽と言われた時代に高速鉄道と言う新しい鐡道を作ろうと大暴れした人。ひなたは鉄道中興の祖だと思っています(*´▽`*)(*´ω`*)(*´▽`*)

そんな訳で記事の初めの方で紹介した縁もゆかりの無い四国に東海道新幹線0系が鉄道文化館で展示されているかと言えば、十河国鉄総裁との縁からの展示だったのです♪(o ̄∇ ̄)/
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鐡道にかかわる人物のお話をすると長くなるし十河国鉄総裁と国鉄技師長の島秀夫さんのお話はひなたが解説するよりも高橋団吉さんが書いた「新幹線をつくった男」「新幹線を走らせた男」を読んでい頂くと良いと凄く思います。実はひなたは高橋団吉さんからお手紙をもらったことがあります。また、ひなたに素敵な宮松コレクションを貸していただいてる宮松さんは十河さんに直接お会いしたことがあるそうです。なんがた同じ時間を生きていないけどひなたと少し縁がある十河国鉄総裁に凄く興味があって是非来て見たかった記念館なのでした。
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館内には十河信二記念館では愛用の品々が展示されています!!
壁には座右の銘「有法子」=「為せば成る」が掲げられていますね。
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  展示物の1つ「新幹線を1日でも早く」Σ(゚□゚(゚□゚*)
  下段は写真は東京駅新幹線ホームの建設記念碑♪(o ̄∇ ̄)/

それにしても展示の説明文を読めば読むほど全力で東海道新幹線を開業させた手腕は尋常じゃありません。誰もが見向きもしない謎の高速鉄道、お金は強烈、当時のお金で3000億円もかかる。誰もが反対する。それでも嘘ついて1972億円でできると予算を分捕ってくる。足りない予算は国を騙してでも線路を作り続ける、並みの人物なら潰される圧力を跳ねのける意思は凄すぎです。その成果が今の全国に広がる新幹線網なんでだよぉー(* ̄ー ̄*) みんなの力で作ったなんて優しい世界ではありません。

そうそう東京にも十河信二に関する物があります。東京駅18・19番線ホームに東海道新幹線建設記念碑。昭和48年(1973)4月20日に鉄道100周年と新幹線の発展を記念してつくられました。でも碑の近くには解説文はありません。それどころか新幹線の文字も碑の表面にはありません。ただ記念碑には似ていないと本人が言った「十河総裁のレリーフ」と十河総裁の文字「一花開天下春」の文字があるだけ。ひっそりと意志強く今もホームで十河国鉄総裁に東京で逢うことができます。
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      【↑十河国鉄総裁 愛用のステッキ】

館内を巡って凄く気になったのが十河国鉄総裁の愛用のステッキ。実際の愛用品を眺めている凄く近くの存在に思えてきます。時間あるまでこのステッキをひなたは眺めていました。この十河信二記念館は入館無料です♪(o ̄∇ ̄)/
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四国の鉄道史と日本の鉄道史を一緒に学べる伊予西条。滞在時間はわずかだったけど勉強ができて良かったよぉ。
さてさて、まだまだ続く朝比奈ひなたさんの旅でございます。お次の電車まであと5分。ホームで待ちませう。

そんな訳で鉄道の街
伊予西条よりお伝えしまいしました(* ̄ー ̄*)

この2019年冬旅行の始まりの記事はこちらから(*´▽`*)

このお話の続きはココをクリックだよぉΣ(゚□゚(゚□゚*)

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