網走駅発 特急オホーツク2号で行く 冬の試される大地を走る国鉄気動車の旅(遠軽→札幌)です!!
彷徨い歩く エトランゼ 朝比奈ひなたでございます( ´ ▽ ` )ノ
寝ぼけ眼をこすりながら4時起きして極寒の網走駅までたどり着きました。ここからお愉しみの国鉄特急気動車N183系さんで運転する5:56発の特急オホーツク2号に乗って札幌駅を目指しております♪(o ̄∇ ̄)/ やっぱり試される北の大地は広いねえぇ~広い大地を超え、川を超え、峠を越えながら国鉄N183系気動車さんは豪快にディーゼル音を上げながら快走していきます(*´▽`*)(*´ω`*)(*´▽`*)
さてさて、前回のお話しの続きだよぉーヽ( ̄ー ̄ )ノ
冬の試される大地を走る国鉄気動車の旅(網走→遠軽)です!!
えっと今の時刻は7:44に遠軽駅に到着仕しました。ここ遠軽駅は石北本線の駅で日本でも珍しい平面スイッチバッグ(勾配があるのでは無く路線形状によるスイッチバック)をする駅です。ここで進行方向が変わります! その為に車内にいるお客さん達は座席の向きを回転させる必要があるので車内はバタバタします。それに車掌さん・運転士さんの交代もするので、それに合わせて遠軽駅では3分間停車します(* ̄ー ̄*)
【遠軽駅跨線橋より名寄本線の方向を望む】
ひなたさんは3分停車利用して遠軽駅を見学して見たよぉ。そこで近くにあった跨線橋に登って駅構内を見てみたよお。すると終点のはずなのに線路が随分と先まで続いています。なんでだろぉ??? えっと遠軽駅だから・・・そうだぁ! この先には線路が続いていたんです。この遠軽駅は名寄本線の起点駅で、宗谷本線の名寄駅まで全長138.1kmを結んでいました。忘れていたぁ~こう言ったこと直ぐ出てこないと大学の先輩に怒られてしまいますねぇ。Σ( ̄ロ ̄lll)Σ( ̄ロ ̄lll)
【ひなたさん所蔵 JNR編集時刻表 1987年4月号より】
この名寄本線は莫大な赤字に陥った国鉄から第二次特定地方交通線として指定された赤字ローカル線。ひなた的には営業係数のと言う計算は疑問なんだけど営業係数1246(100円稼ぐのに1246円もかかる経費がかかる)と言う大赤字路線でした。おかげで国鉄民営化前の北海道を襲った廃止の嵐に巻き込まれて平成元年(1989)5月1日に廃止しされました。遠軽駅は石北本線と名寄本線という2つの本線を結ぶと言う大きな駅として地位がこれで終わり。今では小さな町の小さな駅へと変わりつつあります。北海道の各地には廃止になった鉄道路線が数えきれないほどあります。もし、北海道を訪れたら消えた路線の事も思い出してくださにねぇ。
( ̄^ ̄)ゞピッ
名寄本線の事を思い出していたら、あっという間の3分停車。急いで戻らないと乗り遅れてしまいます。そそくさと特急オホーツク2号に戻りましょう♪(o ̄∇ ̄)/ ひなたが乗り込むと「間もなく扉がしましますと」の放送が流れて直ぐにドアが閉まりました。はぁ~間に合ったよぉ!!
~♬ アルプスの牧場 ♬~
お待たせいたしました。特別急行オホーツク2号札幌駅行きです。只今遠軽駅を定刻に出発いたしました。遠軽駅より進行方向が変わりました。先頭が4号車で一番後ろが1号車です。この先の途中停車駅を申し上げます。次は丸瀬布(ますせっぷ)8:02に停車いたします。丸瀬布から先、白滝8:21、上川9:01、旭川9:47、深川10:07、滝川10:22、岩見沢10:50、終着の札幌には11:18。終着の札幌駅には11:18に到着予定でございます。長いご旅行です。屑物などはデッキ備え付けのゴミ箱へお捨てください。途中駅でのお乗換えの案内はその都度放送いたします。ご乗車の列車は特別急行オホーツク2号札幌行きです。
遠軽駅を出発して放送が終わると車掌さんは1両1両と遠軽駅で向きが変わっていなかった座席を進行方向へと回転させ途中駅で乗ってくるお客さんの為に準備しながら車内検札をしていきます( ̄^ ̄)ゞピッ 頑張て下さいねぇ♪(o ̄∇ ̄)/
遠軽駅を出発すると雪景色した湧別川沿いに山奥深く進んでいきます。ここから先は石北本線は進行方向左がは大雪山国立公園が近くです。自然豊かな美しい自然が見れるとよいなぁ~。もちろん、この付近には鹿さん達がいるので動物と列車が接触することがあるそうです。その為に車掌さんは「野生動物との接触事故を防ぐために急停車する場合がある」と放送していました。鹿さん達も列車には注意してねぇ(* ̄ー ̄*)
丸瀬布に停車して、次は白滝駅に定刻通り8:21に到着しました。そうそう、白滝駅と言えば謎の白滝シリーズと呼ばれた駅達が有名でした。この白滝シリーズ「下白滝駅→旧白滝駅→(白滝駅←いまここ)→上白滝駅→奥白滝駅」似たような駅名5連続と言う不思議な駅達でしたが今では駅として白滝駅を残すだけです。
この白滝シリーズの白滝駅を出発すると石北本線の最大の難所に向かいます。白滝駅から更に自然が険しくなり勾配などが続く北見峠を越えて上川駅まで距離約57kmを40分で走破します。国鉄気動車キハN183系さんの最大の腕の見せ所ですよぉ(* ̄ー ̄*)
旧奥白滝駅(奥白滝信号所)を超えると全長4329mの石北トンネルを潜ります。この区間、北見峠最大勾配は25パーミルが連続でやってきます。キハN183系さんもエンジン出力を上げて低速で登っていきます。なにしろ急こう配&雪です。坂で滑りやすいので注意してゆっくり確実に勾配を上っていきます。トンネル抜けると旧上越駅です。この付近の標高は634mです。左右には原生林が冬の装いで迎えてくれます。特にエゾマツなど美しい装いだよぉー。綺麗だねぇ!! その神秘的な原生林を縫うように留辺志部川が流れています(*´▽`*)(*´ω`*)(*´▽`*)
こんな景色を車窓に眺めていると北海道は素敵だなと思います。それにこんな原生林がある険しい峠に鉄道を引いた人たちに感謝です。この区間は北海道鉄道史でも有数の難工事で多くの犠牲を伴って作られた線路なのですから。さて、車窓を覗き込む朝比奈さん。とにかく留辺志部川の風景に見とれてしまったよぉ(*´▽`*)(*´ω`*)(*´▽`*) なんだろぉー本州ではあまり見れない景色。もちろん沖縄では絶対にみれませんよぉー
ヽ( ̄ー ̄ )ノヽ( ̄ー ̄ )ノヽ( ̄ー ̄ )ノ
キハN183系さんは難所の北見峠を制覇して上川駅に定刻通り9:01に到着しました。お疲れさまでした( ̄^ ̄)ゞピッ ここからお天気も好転して晴れてきたようです。でも外と車内との気温差が大きすぎて車窓から写真機を向けると、なんだかよい色に撮れないよぉ( ̄д ̄)
上川駅を出発すると線路沿いに流れる留辺志部川が石狩川に合流します。ここ先は名前を石狩川となり旭川駅付近まで私たちの目を楽しませてくれます。川の水温が温かいせいで少し煙のように水蒸気がたっていて面白いねぇ♪(o ̄∇ ̄)/ こんな景色が見られるだけで列車の旅は値段以上の価値があると思います(* ̄ー ̄*)
上川駅を出発すると次の停車駅は北海道の北の起点、旭川駅です。と思うでしょぉ~でも石北本線は単線なのです。そうすると札幌駅を6:56に出発した特急オホーツク1号網走行きと途中で出会いますよねぇ。それが白川駅ー旭川駅間にある安間足(あんたろま)駅です。ここで運転停車します。だから扉は開きません止まるだけ。すると旭川駅方向から全独力でオホーツク1号が通過していきます(TωT)ノ~~~ こんちわぁ!
安足間駅から旭川駅まで猛スピードで特急オホーツク2号さんは進みます。札幌に近づくにつれてお天気が良く青空が見えて来たよぉ!!
特急オホーツク2号さんは新旭川駅を通過すると網走ー新旭川間の石北本線234kmを走破したことになります。この先の新旭川駅~旭川駅間は宗谷本線を走るんだけど、その距離は僅か3.7kmだからオマケみたいなものですねぇ。さて、オホーツク海の汐風が香る街をスタートして原生林を森を抜け雪積大地を掛けるけて見えてきたのが近代的な街「旭川」です。列車は定刻通り9:45に到着しました♪(o ̄∇ ̄)/
旭川駅は北海道の北の要衝です。函館本線・宗谷本線・石北本線・富良野線。4つの線路が重なるターミナル駅です。この旭川駅より通勤・観光で利用するお客さんの乗降りが激しいため&運転士さん・車掌さんの交代の為に特急オホーツク2号さんは2分間の停車します。
旭川駅を定刻通り9:47に出発すると直ぐに大きな忠別川が目に入ります。すると美瑛川に直ぐ合流して更に石狩川と合流します。この石狩川は、さっき北見峠から一緒に線路伝いに流れていた留辺志部川でしたよねぇ。細い川が次々重なり合って大きな石狩川になり石狩湾へと注ぎます。さて、旭川駅から札幌駅まで約136.8km。この区間は北海道の大幹線です。とても整備された線路なので特急オホーツク2号さんは全速力の110km/hで走り抜けます。
深川10:07、滝川10:22と定刻通りに停車していきます。さすが電車区間なので数多くの電車&気動車を見ることが出来ます。滝川駅は根室本線の起点駅。帯広、釧路を結ぶ特急スーパーおおぞら号なんて乗って見たいなぁ(* ̄ー ̄*) 電車区間になってお客さんも多くなってきたので撮影はデッキで行うことにしました。迷惑はかけれません。すると進行方向右手側に標高1491mの暑寒別岳の美しい姿が見えました。しかも晴れているので凄いです゚\( ´꒳`)/♥︎ヾ(*´∀`*)ノキャッキャ
とても綺麗な風景を楽しめて幸せだけど列車のデッキは凄く寒い。暖房が入っていなので寒いよぉー。それでも久しぶりの北海道で乗る特急列車です。これも良い思いですです。せっかく乗った列車です。車窓から見える景色とか、レールを刻む列車の音など自分なりに感じで思い出にできたら運賃以上の価値あると思います(* ̄ー ̄*)
特急オホーツク2号さんは岩見沢駅を定刻に出発して終着の札幌駅へ進みます(* ̄ー ̄*) 車窓さんからの最後の車内放送が終われば特急オホーツク2号さんは定刻通りに11:18に札幌駅7番線ホームに滑り込みました。はぁ~ながい列車の旅でございました。今日はひなたを運んでくれてキハN183系さんありがとう(TωT)ノ~~~ (TωT)ノ~~~
さて、やっきました北の大地の中心地「札幌」でございます。ここまで朝比奈さんは北海道的な飲食物を食べることなく旅行してきました。せっかく来たのだから、美味しい北海道の味覚を味わいに街に出よぉ~。出たいよぉ・・・出たいなぁ・・・。そう、そうなのです。お金がないのです。やっぱりです:;(∩´﹏`∩);: もう財布には2千円しかありません。しかも仕事の関係で旅行もこれで終わり。急いで乗り換えて快速エアポートで新千歳空港へ強制送還です( ̄д ̄)( ̄д ̄) 毎回こんな展開だよぉ・・・。
そんな訳でその日の15時には東京へと帰ってきましたΣ( ̄ロ ̄lll)Σ( ̄ロ ̄lll)もう、本当に悔しいので札幌駅で買ったひなたお気に入りの駅弁「石狩鮭めし」を仕事の机で食べています(>_<)(>_<) ホントに、あの大自然が嘘のような現状にクラクラします。それでも美味しい駅弁を食べながら楽しかった北海道をおもいだしています♪(o ̄∇ ̄)/
2020年夏は忙しくなりそうなので旅行には余り行けなそう!
だから今のうちにもう少し遠くへ行きたいと思う朝比奈さんが
仕事場の机からお伝えしましたΣ( ̄。 ̄ノ)ノ
2020年冬旅行の始まりの記事はこちらから( ̄^ ̄)ゞピッ
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