琉球王国の時代からずっと海の拠点 那覇港&埠頭ターミナルさんだよぉ!
久しぶりの那覇市内を気ままに歩いています(*゚▽゚)ノ
生まれて初めて那覇港から沖縄に上陸したのでぇ
那覇港周辺をじっくり見てみようと、暇をしていたので
つい来てみました∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
実は那覇港は車で遠目でいつも見ていたのだけどぉ
行く用事が全くないのですよぉ_| ̄|○
そこで今日は天気が良いので散歩しながら海沿いに
足を進めています。 ゆいレールの旭橋駅で降りてか
ら明治橋方向へ歩くと那覇港が見えてきますよぉ
【↑航空写真で見た那覇港(那覇ふ頭地区)周辺だよ】
散歩しながら那覇港のお話しをしますねぇ(*゚▽゚)ノ
那覇港は14世紀から世界に開かれた琉球最大の港
です。琉球を統一した尚巴志さんが力を入れ作ったの
が首里に作られた首里城。それと貿易・交易の中心地
那覇港なんですよぉ。
首里城は観光地として有名ですよねぇ。 それと同じ位
の重要施設として港が作られました。那覇港周辺には
那覇港を防備する為に2つのお城と倉庫用の城が作ら
れました。いまでも、お城の痕跡が少し見てとれますよ。
【↑琉球王国時代からある御物城】
那覇ふ頭ターミナルへ続く歩道を歩いていると港の中に
木々に囲まれた島みたいな施設があるよぉ。これがお城。
中国・東南アジアの国々・また日本からの貿易品を納め
る倉庫として使われたのがぁ、この「御物城」です(゚▽゚*)
いまでも石垣の一部が遠くから見えます。なんだか楽し
そうな場所なので行ってみたいのだけどぉ・・・。実は!
米軍用地内なので立ち入り禁止なのですΣ( ̄ロ ̄lll)
文化財が米軍用地内 沖縄では結構あるのですよぉ
このパターンがぁΣ( ̄ロ ̄lll) う~ん・・・。
【↑琉球王国時代の繁栄する那覇港図】
当時の那覇港は東シナ海&南シナ海の中継基地
それはそれは大繁盛で那覇港には船だらけだよ
この大切な港を守るために「三重城と屋良座森城」が
那覇港の入り口を守るように作られ大砲が海に睨み
をきかしていました。
那覇港内は中国へ出かける船・また日本・東南アジア
から帰った来た船など大忙しです。 また造船所なども
整備されましたぁ。こうして那覇港の街として那覇の町
が出来上がっていくのです。
当時の賑やかさはは琉球王国の歌集「おもろさうし」に
詠われています(o・ω・)ノ))
「首里 おわる、てだこが 浮島は げらへて唐 南蛮、
寄り合う、那覇泊」と詠われます(゚▽゚*)
ひなた訳「首里の国王さまが浮島の那覇に港をつくり
中国、南蛮の船が那覇の港に寄り集まっているよぉ
城におわす国王さまが」
こうして那覇港は貿易港として繁栄していくのでした!
【↑向こう岸は米軍軍港(在沖米軍用地)】
時代は下って明治時代に入ってから那覇港は近代的
な港として整備されていきますよぉヽ(´▽`)/
大正6年(1917)7月1日には県営軽便鉄道の那覇駅
~桟橋荷預所間が開通して海上と陸上の接点として
重要度が増します。昭和初期頃には4千5百トン級1
隻と2千トン級3隻が同時接岸できるようになったよ!
http://harumi-sta.cocolog-nifty.com/khk/2015/06/post.html
↑沖縄県営軽便鉄道 与那原駅へ行ってみる!↑
沖縄県営軽便鉄の詳しいお話しの記事だよぉ(゚▽゚*)
【↑ 沖縄県営軽便鉄道 那覇港駅】
こうして沖縄県の玄関として発展していくと!
誰もが思ったときに戦争の時代に入ります(ρ_;)
昭和19年10月10日の(十十空襲)では甚大な被害を
受けます。さらに沖縄戦では壊滅的な被害を受けて
那覇市内は全部・・・・ほとんど全て破壊されてしまう
戦後はこの0からスタートします。
さて、沖縄線が終わって占領したアメリカ軍は急いで
那覇港の大拡張工事を始めます。この工事で那覇港
の南側に広大な那覇米軍港が作られました。
同時にそれまでの那覇港は那覇港北岸として1万トン
級の船が接岸できる施設になったよぉ。
昭和29年(1954)には那覇港北岸は米軍から琉球政府
へ返還されて那覇商港として琉球政府が整備します!
ただ那覇港(軍港・商業港)の出入港管理は米国陸軍
第二兵站司令部が受持ちでした。あくまでも在琉米軍
優先で商船は苦労することにもなりました。
また当時の沖縄はアメリカの施政権下でした。なので
沖縄へ行くのもパスポートが必要です。那覇港は米国
民政府布令第125号「琉球列島出入管理令」により入
国手続きができる港として整備されました。
飛行機が本土と沖縄結ぶ主要な交通機関になるまで
那覇港から東京へは琉球海運と大島運輸・大阪へは
関西汽船の貨客船で多くの人が本土へ働きに出かけ
て行きました みんな頑張れ(=゜ω゜)ノ
そうそう沖縄では戦後も南米(ペルー・ブラジルなどに)
多くの方々が移民として那覇港から出発したんだよぉ
ひなたの親戚さん達もペルー移民として出発していま
す。海外の県民の皆さんガンバレ(o・ω・)ノ))
こうして戦後は米国民政府・琉球政府・那覇市が協力
して那覇港を支えていました。そして昭和47年(1972)
5月15日に日本に復帰して沖縄県が出来ました
今までのように本土と沖縄が別々ではなくなったので
流通が各段に向上して那覇港は大忙しですそれに
昭和50年(1975)7月には、国際沖縄海洋博覧会の開
催が決定しているので大急ぎに那覇港の再整備が始
まりました。係りの人は大忙しですヽ(;´Д`ヽ)(ノ;´Д`)ノ
那覇港のおしゃべりをしていたら(*゚ー゚*)
「那覇ふ頭客船ターミナル」に着いてしまったよぉ
このターミナルビルは昭和50年(1975)4月3日に完成
した建物です。ひなたさんは復帰前に作られたと思った
ら違っていました。なんとなく貫禄ある建物だよぉ(゚▽゚*)
なんだろう、すごく・・・とても独特な建築物でしょぉ。
なんだろ見た目より手がこんだ作りになっています!
凄いよ。外見では解らなかったけどぉ・・・建物に吹き
抜けがあったり設計した人だれだろぉ(・・?
1階は那覇客船ターミナルの待合室として、また鹿児島
方面へマリックスラインさん&マルエーフェリーさんに窓
口が並んでしますよぉ。この2つの会社が交互に鹿児島
新港~奄美大島~徳之島~沖永良部島~与論島航路
を毎日運航していますよ(*゚▽゚)ノ
でも、この航路が唯一の那覇港出港なんだよぉ_| ̄|○
http://harumi-sta.cocolog-nifty.com/khk/2017/02/post-b36e.html
↑ 素敵な船で沖縄へ行こう! 詳しい航路の話だよ↑
大きなターミナルなんだけど少し残念な感じだよぉ
でも、このターミナルビルができた時は、それはそれは
賑やかだったんですよぉ(≧∇≦)
復帰前は月に50隻の貨客船が入港していたのだよぉ。
東京・大阪・神戸・博多・鹿児島それに先島諸島へと
那覇新港に東京・大阪方面便が移動するまではねぇ!
すべての船がこの港か出発していたのですから(゚▽゚*)
那覇ふ頭ターミナルビルには売店があります。物凄く
懐かしい感じがします。ひなたさんが子供のころには
こんなお土産品さんがたくさんありました。
よく見たら看板に「戻し税ウィスキー」の文字があるよ。
これは「観光払い戻し税」の名残の看板なんだよぉ
復帰後も沖縄では関税などの税金を免除して買物が
できる制度がありました。まるで海外の免税店で買物
するように手軽に沖縄で買物ができたんだよぉ(゚▽゚*)
【↑旧那覇空港ターミナルの払い戻し税用の税関と銀行】
サンゴ・高級バッグ・万年筆など合計13万円までOK
お店で書類をもらい空港&港にある税関で確認して
もらって横にある銀行で直ぐに税金分を返してもらえ
ました。これ安くて凄く便利だったよぉヽ(´▽`)/
この制度は平成4年(1992)5月14日まで適用でした。
実は子どものころに利用したので思い出にあります!
これ今もこの制度は形を変えて残っていますよぉ
詳しい話は気が向いたときにねぇΣ( ̄ロ ̄lll)
それにしても時代を感じる凄い建物です( ̄▽ ̄)
2階・3階は事務所になっているので一般の人は入れ
ませんのでご注意を!!
ターミナルの右端には乗船口があります(* ̄0 ̄)ノ
普通に埠頭へ出るだけ でも、なんだろぉ~
作りがどこかの文化会館的な感じがするのが不思議
だね。埠頭に出れないけど手前まで進めますよぉ
【↑PCならクリックするとおおきくなるよぉ。】
埠頭手前には那覇市が設置した那覇港の説明板が
あります。いま、ひなたが立っているところが琉球の
時代から続く歴史ある場所だとしみじみと感じます
いまの那覇港は5つの岸壁が用意されていますよぉ。
それに1万トン級の船が同時に3隻接岸できます
それにしてもターミナルの看板とか施設すべてが(゚▽゚*)
何というか子ども心に、どこかで見覚えがあるような感
じがするよぉ。もぉ「凄く親近感」があります( ̄▽ ̄)
この看板の文字わぁ(≧∇≦)
最近めっきり見ないよぉ( ̄ー ̄)ニヤリ でも(・∀・)イイ!
なぜかゴミ箱が植木を飾る台になっているけどぉ・・・。
良く見ると海邦国体。この国体は昭和62年(1987)だよ
まだ・・・このゴミ箱・・・有るんだぁ・・・∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
それに外に出ると懐かしい航空会社のマークがぁ
なんだか那覇市内で一番落ち着く場所かも知れない
良き沖縄の時代が流れる那覇ふ頭客船ターミナル。
そうそう、1階には手ごろな価格で買える「かりゆし」
のお店がありますよぉ。お手頃価格ならココが良い
ですよぉ(=゚ω゚)ノ o(_ _)oペコッ
また、最近は那覇港からはディナークルーズ船・観光
水中船オルガが発着しています。手軽に那覇港を楽し
めるよぉ!!
那覇ふ頭客船ターミナルの前には沖縄最大の海運
会社「琉球海運」さんがあります。さすが1等地にあ
るよぉ。ビルの1階には船舶模型が展示されている
のが窓越しに見えました。
もちろん用が無いからビルの中には入れないけど。
さて、旭橋駅方面に、ふらふらと散歩しよぉ(o・ω・)ノ))
この付近は子供の頃からあまり風景が変わらないよぉ。
なんだか落ち着く 最近の那覇市内は建物の建て替え
が激しすぎて、すぐ景色が変わります。
良く知っている景色が無くなるのは寂しいなぁ
また、初めの場所に戻りましたよぉ(*゚▽゚)ノ
この歴史ある那覇港を少しは知ることができて幸せ
さてさて、こんどは那覇港から船で出発したいなぁ
それまで那覇港さん(TωT)ノ~~~ バイバイ
さて、サンエー寄って家に帰ろうとする
朝比奈さんが那覇からお伝えしました。
p.s.
↓この2017年冬旅行の始まりの記事はこちらからだよぉ↓
http://harumi-sta.cocolog-nifty.com/khk/2017/02/koj621-0b00.html
↓このお話しの続きはこちらだよぉ↓
http://harumi-sta.cocolog-nifty.com/khk/2017/03/post-dbfb.html
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