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  • 丸窓の景色

2016年1月 9日 (土曜日)

上質な鐡道旅行 特別急行 東京ステーションホテル

ようやく冬の多客期が終わり私の仕事もひと段落しましたがぁsign03
体のあちこちが悲鳴を上げているよぉwobbly しかも、疲れすぎてsweat01
  怠いgawk そんな訳でリフレッシュしに旅に出ましたよぉhappy02
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そんな訳で東京駅ですhappy02 ←おい貴女様は東京23区在住でわぁ。
 だって遠くに行くほどのお金と有給休暇が無いのですよぉ

それに毎年恒例の「東京ステーションホテル」への宿泊さえも!!
そこで去年は体調不良でお流れになったので予定より3か月ほど
遅れての宿泊です。今回はホテルの紹介風に簡単に書きますねぇ
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  そんな訳で東京駅に降り立ちましたよぉl( ̄ー ̄)ニヤリ。
ここから東京ステーションホテルへは丸の内南口改札を抜けて右側
に進みます。というか東京駅自体がホテルなのでこの書き方は少し
おかしいかも?
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丸の内南口改札から徒歩30秒でステーションホテルのエントランス
に到着します。ここでチェックインをすませて客室に進みますよぉhappy02

今回で東京ステーションホテルへの宿泊は5回目です。お金が無い
ので1年1回。多くて2回しか泊れません。でもホテルの方は記録を
しているみたいで、ちゃんとhappy02「5回目の宿泊ありがとうございます」
と貧乏な私にお辞儀をしてくれます。

後日談ですけど。私が読む朝刊も記録が残されていてキチンと!!
朝には部屋の新聞置きに置かれています。このサービス心が好きheart04

  ブログでもステーションホテルの記事を度々書いています。
           ↓お暇な方はお読みください(* ̄ー ̄*)
http://harumi-sta.cocolog-nifty.com/khk/2014/07/post-0ed7.html
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客室に進みます。ベルボーイさんに荷物を運んでもらいながら!!
長い廊下を歩きます。わたし好きな部屋があるので指定の部屋に
進みます。そこはホテルでもフロントから2番目に遠い部屋ですhappy02

ベルボーイさまと話していたら「フロントとは200m離れている」と!
教えてくれました。さすが横に長い東京駅だと感心しますねえ(゚▽゚*)
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さて、いつもの部屋の扉を開けると、いつものお気に入りのわたし
の部屋になります。どうですかぁ!! いいでしょう!! (≧∇≦)

この部屋は「キングドーム」という客室で東京駅のドームを内側から
囲むように取り囲んでいる部屋です。なので外の景色は観えないdown
でもロココ調の装飾が窓いっぱいに見れるので大好きですヽ(´▽`)/
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さて、この部屋のお気に入りの点はバスルームが素敵な点ですね
バスはユニットでは無くてえぇ。別々になっているが超嬉しいです!

それにバスタブは大きくて、しかもミストシャワーがあるのですよぉlovely
これは天井から雨が降るように温水が降り注ぐlovely とっても面白い!
    なんか大雨にふられているみたいです( ̄ー+ ̄)
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豪華な洗面台にはアメニティが充実していますよぉ。凄く嬉しい!!
品ぞろえです。フェイスタオル・タオル・バスタオルもフカフカですよぉ
バスガウンもありますよぉ。手ぶらで来ても十分ですがぁ(≧∇≦)

いつもならアメニティーを詳しく説明するけど必要なしですよぉsign03
考えつく上質なアメニティーがそろってます。素敵すぎますよぉlovely
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でもでも、ここでひと手間かけるとぉ1段と上質にすごせるテクニック

上質な入浴を楽しむために東京駅八重洲地下街にある「天然石鹸で
有名なのラッシュ」さんで!石鹸とバスボムを買いましたよぉ( ̄▽ ̄)

バスボムとは入浴剤のこと今回は「バターボール」さんですよぉ!
バニラの匂いとカカオバターで最高に気持ちよいです。イランイラン
の香りがトゲトゲした気持ちもリフレッシュですよぉ(*^ー゚)bグッジョブ!!

こんな風に入浴剤や石鹸にこだわると1段とホテルの生活が楽しいhappy02
ホテルで泊まる時は工夫しだいで、2倍も3倍も豪華に出来ますよぉ。
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さて、部屋の中をぐるぐるしたけど。この部屋で一番落ち着くのがconfident
    この机と椅子です。お気に入りですねぇsign01
東京ステーションホテル宿泊中はほとんどここで過ごしております。

さて、この机の引き出しには隠れたプレゼントがあります。とっても
嬉しい特典の1つかなと私は思っています( ^ω^)おっおっおっ
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じつは引き出しにはレターセットがあります。便箋と封筒。それと
東京ステーションホテルのシールが2点。そしてシオリがあるよぉ
 もし、お暇があれば大好きな人に手紙を書こうです(≧∇≦)

 あとぉ! 小さい作文用紙風の便箋も良い感じですねぇhappy01
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それに机の横のデスクにはミニバーセットがあります。ここでは
お酒が好きな人は簡単にお楽しみになります。もちろん冷蔵庫
にもお酒・ジュース・炭酸水などあるのでお楽しみできます(゚ー゚)

ちなみにひなたはお酒を飲めなくなったので見るだけでしたぁcoldsweats02
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さて、私の部屋からの景色です。 ちょうど丸の内北口ドームの
ステーションギャラリーの真上にあります。なのでこんな素敵な
景色が1日楽しめます。
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窓から綺麗な壁画がみれます。良く見てみると細かい装飾が素敵です。
良く見ると十二支の絵柄がみれます。私の部屋からは羊と蛇の装飾が
綺麗に見れます。  こんな洋風なのに和風なのが面白いねぇ!!
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   【東京ステーションホテルの案内図 ↑大きくなるよぉ】
このホテルは東京駅の2階3階と一部4階が宿泊者スペースになって
ます。4階には朝食が楽しめるダイニングがあります。ちなみになんだ
けど旧東京ステーションホテルは建物南側だけがホテルでした!!

なので旧東京ステーションホテルに比べると宿泊スペースは2倍以上
に増えています。また客室もバリエーション豊かな高級ホテルですねぇ。
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       宿泊者だけの東京駅見学できる部屋
ドームの綺麗な壁画を見るためには、宿泊者専用の部屋があります!
それがアーカイブバルコニーです。キングドームルーム以外でも(゚▽゚*)
綺麗な景色がみれます。またアーカイブバルコニーには説明パネルも
あるのでお勧めスポットです(*^ー゚)bグッジョブ
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さて、客室案内をしていたら疲れた。デナーの事を考えませう!!

東京駅周辺はバリエーション豊かかな1流レストランが沢山あるlovely
もちろん、八重洲の大丸地下の豪華お弁当も気になる (≧∇≦)

もし鐡道にこだわりたいなら東京駅構内で駅弁を買って部屋で食
べるのも良いと思います。なんといってもステーションホテルです。

でもでも、せっかく部屋でのんびりしたいのでルームサービスを!
 頼んで部屋でのんびり頂くことにしました(v^ー゜)ヤッタネ!!
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  【ルームサービス ディナーの部 2016/01/08現在です。】
  ルームサービスもメニューが豊富で嬉しいかぎりです。
 わたしは早目にルームサービスを予約を入れてますよぉheart04
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ルームサービスでディナータイムならコース料理がお勧めですがぁ。
やっぱり貧乏なわたしです。とっても残念ながらお安くするためにdown
    アラカルト料理にしてしまったil||li _| ̄|○ il||li

   今回の朝比奈のアラカルトディナーわぁ(≧∇≦)
         本日のスープ(ポタージュスープ)
         黒部和牛と彩野菜のビーフカレー
                        サラダ(セット)
           デザートは果実園のイチゴケーキ
              紅茶 ダージリンのストレートアイス
  アラカルトでも少し豪華にしてみました(v^ー゜)ヤッタネ!!

貧乏が染みついている私。机に賑やかに料理が並ぶだけで嬉しい。
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↑このイチゴケーキはホテルで作られたモノでは無くてえ!!!

東京駅丸の内から八重洲口に向かう通路にある果実園というlovely
フルーツパーラーでテイクアウトしました。本当にイチゴが美味しい
良ければ果実園で買ってみよう! JR目黒駅にも果実園があり!
   目黒店は食事も楽しめるので大好きなお店ですhappy01
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【ルームサービス ブレックファーストの部 2016/01/08現在です。】

そして、朝ごはんもルームサービスが良いのだけどぉ・・・・・・・。
 お財布が薄すぎて食べられないのですよぉil||li _| ̄|○ il||li

  わたしのお薦めはアメリカンブレックファースト( ̄ー+ ̄)
ゆっくり起きて、時かなをかけて心行くまで朝ごはんを静かにsign03
頂くのは至福意外にありませんよぉ。まさに上質な生活ですねぇ
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3時にチェックインしてから部屋で静かに寛いでおりました(≧∇≦)

わたしはこの部屋ではテレビは一切つけません。また本も読まずに
静かに窓を覗いたりベットで横になったりしています。この部屋は!
フロントからも遠いので別のルームに留まられてる方も少ないので
      凄く静かです。この静かな空間大好きです。

それでも駅の中のホテルです。改札を通る人の声とか1番線の電車
音などなど耳を澄ませば聞こえてきます。駅の音が良いBGMですconfident
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それでも、食事をしたら少し寒いけど夜景が見たくなりました。なので
外に出ます。歩いて2分で東京の中心である丸の内に出ます!

丸の内の景色も変わりました。10年前と比べると別世界と言って
も良い気がします。昔からある建物も姿を変えてので不思議と!!
遠くに来た感じがします。現代的な建物は嫌いだけど夜景は綺麗
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さて丸の内北口改札前にある「丸の内オアゾ」です。ここは昔は!
国鉄本社ビルがありました。鐡道総本山といわれた跡です。でも
それを示す痕跡はありません。記念碑も無いのが寂しいです!

  せめて記念碑の1つでも・・・あって欲しいと思うよぉthink
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丸の内の夜景も綺麗ですが冬の夜風は冷たいので部屋に戻ります。
そもそも私は寒いのは大嫌いで。寒い位なら外出いたくない←雪は
別だけど・・・そんな性格なので部屋に帰ろうΣ( ̄ロ ̄lll)
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さて、疲れて22時は寝てしまいまいた。そして起きたら8時半ですよ。
ぐっすり寝れました。気分良く朝起きて、ゆっくりシャワーを浴びたら!
体力回復です。こんな上質な暮らしをしたら体調毎日良いのに(゚▽゚*)

そんな訳で朝の10時半にステーションホテルをチェックアウトしました。
ああっ次は今年10月に来れるように貯金をしなくてわぁ。頑張ろう!
      でも、また過酷な貧乏生活の幕があけますよぉgawk
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       しまったsign03 紹介を忘れていたsweat01  
丸の内南口ドーム内に松屋銀座店さまのコンセプトショップが
あります。ここでは東京駅の上質なグッズなど販売いています。
宿泊者さんには10%OFFしてくれるのでお勧めですよぉ(゚▽゚*)

プレゼントに上質な東京駅グッズなんて素敵です。私も欲しいcoldsweats01
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チェックアウトすれば、普通の鐡道旅客に再び戻ってしまいます。

なんだか特別急行列車の1等車・・・違うな・・・2等寝台に乗った
感じと同じかなぁ。乗っている間は1流なんだけど降りたら庶民down
 でも、上質な日々を体験する事で豊かな気持ちになれます。
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いまは豪華列車が各JRで運転してます。もちろん良いなぁとは!
思うけど新しい豪華列車よりは伝統ある東京ステーションホテル
これこそ特別急行列車ぽいと私はおもいます。

豪華な東京ステーションホテルでも絶えず豪華2等寝台利用のlovely
ひなたがお伝えしましたhappy02

2014年11月 2日 (日曜日)

小説・・・私の部屋。第二話 裏窓のステーションホテル

1014日の鉄道記念日に東京ステーションホテルへ宿泊をしてきた話を書こうと思う。

この話をするのは3回目で気に入っている証拠。単純な思考のわたしの真意は解りやすい。それにしても3回も飽きずに文章を書くことに我ながら感心する。わたくしにとって東京ステーョンホテルは唯一楽しい空間であり贅沢このうえないことで、鐡道記念日が近づく9月頃から心から待ち遠しい気分になる。
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今年も10月14日の鉄道記念日に宿泊をする為に9月某日にPCの鍵盤を打っている。平成26年は東海道新幹線開業50周年・東京駅開業100周年に当たる鐵道にとっては慶賀の年で、こんな思い出の残る季節に東京駅へ泊まりにいかない方が本来の鐡道趣味とは言えない。従って忠実に実践する。

さて、わたくしの性格を知っている読者の諸子・諸君はご存知の通り、同じ客室を指定する。1日とはいえども、わたくしの部屋の替わりなんのだから、そのたびにホテル側の都合で部屋を変えられるのは不服であるし、気分がとても悪い。従って、わたくしは同じ部屋にしてもらうように宿泊予約時に連絡をする。

 

さて、まずは部屋の3015号室は空いているとのコトを確認する。もちろんこんな時期から電話をする阿保はいないので空いている。とてもよいことである。そう思いながら数日後にHPで東京ステーションホテルの宿泊プランを読んでいる。ふと1文が気になる。

秋の読書のシーズンに合わせ東京ステーションホテルのオリジナルのBOOKカバーとホテル絵柄が入った美しい容器に入ったフレイバーティーのプレゼントが付いたプラン。とても素晴らしい。宿泊代は30,000円で朝食もついている。

いつもの3015号室の宿泊代金は32,000円である。料金は少し高い。もちろん、わたくしの部屋にはプレゼントも無ければ、もちろん朝食も付いていない。

さて2者を選択しなければならない。賢明で通常の精神の持ち主なら前者を選択するだろう。残念ながら賢者で無い私は3015号室を選択しようと思う。しかし、新しいプランも気になる・・・優柔不断のわたくしのなせる業。

そこで一計を案じてみた。10月某日まで予約を入れる事をやめる。もし、3015号室に他人が宿泊するのならば他人とホテルの都合。わたくしは不本意ながら仕方が無く別の部屋にする。これならわたくしの思考の道理が付く。

結果、3015号室は宿泊客がいるそうで、誠に不本意な結果だがオリジナルプランの部屋に変更する結果となった。ただ、部屋だけは2011号室に指定した。これで予約作業は平常通り終了とする。

しかしながら、世の中はそんなに簡単には出来ていない。30,000円で朝食もプレゼントもついている部屋が一流で眺望が良いはずがない。東京駅の丸の内の広場が広々と見える美しい展望の部屋なんて夢みたいなことは現実にありえないのである。

東京ステーションホテルは一流のお客様用のホテルであって、値段も一流なのである。したがって簡単に言えば一番お安い裏側の小部屋である。東京駅の美しい赤レンガの外観の真裏。窓御開ければ中央線の高架下で薄暗く、窓は防音性の開かずの2重窓であり。そして歩廊が見えないように柵がある。お蔭で、ごちゃごちゃと機械が置いてある部分は見えないが空すら一切見えない。

このような部屋では、とても爽やかな気分なはずもない。しかしながら、もちろん承知の上で泊まる。しかも、安い客なので一切文句が言えるはずもない。

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月に入るとすぐ前日になった。前日は体育の日で普通の人はお休み。わたくしは仕事帰りに友人とお茶をしていた。わたくしは自慢げに東京ステーションホテルに宿泊をすることを話した。

「明日は東京駅のステーションホテルに宿泊だよぉ」
「都内に住んで東京都内に・・・わざわざ」

「私の大切な日だから10月14日はそうしているの」

「なにかの記念日? それと誰と行くの?」

「誰ともあう予定もないよぉ」
「そうなんだぁ。」
「じゃぁ何しに?」

お茶を飲みながら二人で意味不明な会話が続くことになった。

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14日。秋晴れで空が高い。前夜の台風19号が通り過ぎたお蔭で朝から天気が素晴らしい。それでいて少し涼しい風が吹いている。この風が流れ出すと秋を感じるし心から嬉しくなる、わたしくしは秋が好きである。その事を深く知る知人はその様子でわたしの気分が解るらしい。あまり意識はしないがそんな顔をしているらしい。

最寄りの駅で切符を購入して電車を待つ。最近は同じ電車ばかりで面白くはない。さて、電車のドアに寄りかかりながら外を眺めていると、電車の揺れるリズムから新鉄道唱歌のメロディーが頭を駆け巡る「
帝都をあとに颯爽と 東海道は特急の 流線一路富士 桜 燕の影も麗らかに」良く考えてみると歌の歌詞と行き先は逆である。電車は浜松町駅を出て左右を見ると新幹線と山手線が並んで東京駅を目指している。私の乗る電車はスピードを一段と落として有楽町を通過し東京駅に近づく。

東京駅の歩廊に降り立つ。とても気分が良い。今回はお客様として東京駅に泊まりに来たのだから。歩廊の階段を降り、丸の内駅舎の南口改札口から外に出る。天気も良いので観光客が写真撮影をしている。台風の後にも関わらず、あくせくと働く労働者諸君達が東京駅の改札を出入りしている。こんな平日にゆっくりホテルで休養するのだから誠に喜ばしい限りである。
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本日は東京駅のお客様なのでお行儀よく、赤レンガの美しい東京ステーションホテルの玄関ホールに入ろうとした瞬間、ベルガールが「ご宿泊ですか?」と問うて来たので「はい」と行儀よく答えた。もちろんベルガールはフロントまで荷物を持ってくれる。

フロントでは既に私のデーターがあるので宿泊帳にはサインすればOK。もちろん明日の朝に読む新聞さえフロントに言わなくとも私の趣味を理解しているようで別記の欄に書いてある。さて、今回は初めて泊まる部屋である。ベルガールに案内されて初めて2階の客室へ足を進める。

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ベルガールは見覚えがあり
「今回は2階の部屋を御予約ですねぇ」と声をかけてくれた。お金が無いいから安い部屋にしか泊まれないのです・・・と素直に言えない。したがってお澄まし顔で「そうですねぇ」としか答えられないのが恥ずかしい。

さて、案内された2011号室に足を進めて部屋をよく見る。やはり部屋は狭い。
いつも泊まる3015号室が特に大きい部屋だけあって比べれば確かに狭い。それに浴室のミストシャワー室も無い。今回は特に安い客だから文句など一切言えない。
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その見返りと言えば聞こえが良いが、たくさんのプレゼントがテーブルに置かれている。白の革製ブックカバーと東京ステーションホテルオリジナル紅茶缶とステッカーなどなど見劣りするものはない。とくにブックカバーは東京ステーションホテルのロゴが綺麗に入っている。宿泊客用の良いプレゼントである。
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普通に売っていない物は特に嬉しく感じる。宿泊者限定は嬉しい限りで良いのだけれども、予想通り、2011号室の窓からは景色も空も見えない。鉄格子が見えるのには閉口するしかない。
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もう、やるコトすら見つからないので、丸の内を散策することにした。
東京駅丸の内駅舎をよく見ようと思う。身支度を整えて宿泊専用の出口から出る。専用だけあって眩いばかりの豪華さでうっとりする。

そんな気持ちでドアをでると、観光客が無料で写真を撮影しっている。なんとなく宿泊客の立場からすると腹が立つような気分になるが、一流の宿泊客は大目に見るのが礼儀である。
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今回は行幸通りから直線的に東京駅を見てみる。行幸通りは拡幅が日本で一番幅が広い国道であるし。ここから見る東京駅丸の駅駅舎は美しい。中央の尖塔が特に見事にみえる。
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南北にあるドームも魅力的だが、ココから見ると先頭も実に美しいことがわかる。
後ろを振り返れば行幸通りが宮城へ続き二重橋につながる。街路灯のデザインが実に素晴らしくお洒落で、誠に帝都の大通りの風格。
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丸の内駅舎も良く見ると南口駅舎から延びるウイング部分も美しい。この部分も東京ステーションホテルの一部だから楽しい。ここにはレストランなどがあり優雅な時間を求めることができる。
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これほど、簡単に何処からも綺麗に撮れる建物も珍しい。さて、もう時間は19時になる。
食事は丸ビル内の食堂でお一人様の晩餐とする。20時にはステーションホテルに帰った。
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さて、ここからはやることが本当に無い、すこし早いけど髪をときシャワー浴びる。この東京ステーションホテルのアメニティは抜群で石鹸などは香り極上で心地よくなる。とても気分が落ち着いて幸せな気分になる。シャワーからでると、少し厚手の柔らかいバスタオルも完璧で満足できる。

ちょっと暑いのでバスローブに着替えたままベッドに倒れたら、そのまま寝てしまった。

気がついたら深夜の1時。窓を少し開けて柵の隙間からホームを見てみると、まだ山手線が走っている。この時間まで仕事とはご苦労なことで、わたしはカーテンを閉めて再び寝る。シーツが絹のような肌触りで一段と心地が良く感じる。

 

翌朝7時に目が覚めた。シャワーを浴びて身支度をする。食堂での朝食は9時半に決めたので朝の散歩をしに宮城から日比谷公園へ足を進める。
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天気が良く気分すこぶる良い。まだ丸の内は会社員の群れもいない、休日の雰囲気をまだ丸の内を覆っている。公園は秋バラのシーズンで日差しが花を更に美しく見えるのも楽しい。
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さて、歩みを元に戻す。部屋に戻り腕時計を見る。わたしは部屋ではTVは見ないせっかくの時間を楽しむ妨げになることは大嫌だあ。まだ時間が15分ある。

そして、再び時計を見ると食事の時間に最適である。食堂は4階にある。また、その場所は東京駅中央の尖塔の屋根部分である。初めて訪れる場所なので楽しみなのは当然だが、それ以上に食事が不安である。

 

食堂に入ると八重洲口の屋根はガラス製であり、そこから少し荒い光が床に差し込んで美しい。良く磨かれた食器にも反射して輝きを増している。
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給仕が私を席に案内する。ここの朝食はブッフェである。

わたくしは朝食には洋食と決めている。パン・アラカルトでプレートに好きなものを並べる。そして、目玉焼きは日本では片面焼きが一般的だけど、私の定番は両面焼いたover-hard egg 。さすが一流の食堂。目の前で焼き方を聞いてくれる。とても満足。ブラボー!!

さて、すべてがテーブルに揃ったところで、給仕が「コーヒーいかがですか」と聞いてくる。わたくしは「ストレートティーでお願いします」と答えると給仕は「畏まりました」とつぶやき、すぐに注いでくれる。

この食堂はとても良い、子供もいなければ、だらしない格好の者もいない。誠に静かで整然としている。それによく見ると欧米から来た方が多い。すこし海外で食事をしている雰囲気がする。

朝食は満足できる味で、いままで朝食を食べたインターコンチネンタル・ヒルトンなどに比べても段違いに美味しい。パンの種類も20種類はある。洋食好きな、わたしにとっては最高!!

紅茶を飲み終わっていたので、給仕が再び「いかがですか?」と聞いてきたが、2杯も飲むのは無分別だと思い「結構ですよぉ。ありごとうございます」と丁重に断った。

 

さて、美味しいものを食べ満足して食堂を出た。ここは最上階の4階から2階までくまなく東京駅の内部の散策をしてみる。今年は東京駅開業100周年だから念入りに調査してみる。
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内側から楽しむ東京駅散策である。長い廊下に飾られた東京に関わる写真が楽しい。どれも博物館で見るような作品で実に愉快な気持ちになれる。
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また駅の内部の作りも良く分る。また、数か所にはホテル宿泊者用の東京駅の歴史を展示したフロワーまである。こう言う点は宿泊して初めてわかる。また良い勉強にもなる。140円の入場券では解らない事である。

さて、チェックアウトは1200である。それまで、昨日に頂いた、紅茶を入れて、スコーンを食べて、のんびりと部屋で静かに過ごす。静かにすると3番線の京浜東北線が入線してくる音が聞こえる。

窓の柵の奥は東京駅3番線京浜東北線の通勤客が、暗い顔して歩廊から働きに行こうとしているのだろう、わたくしはソファーを窓に寄せて紅茶を楽しむ。窓1枚を挟んで天国と地獄が同居している。


良い時間は直ぐ過ぎる、1100にチェックアウトする為に部屋にベルボーイを呼んで荷物をフロントまで運ばせる。フロントの担当から「お楽しみになれましたか?」と問われたので、わたしは「とても十分に」とお答えした。

荷物をフロントから玄関まで運んでくれる。ステーションホテルのドアを出れば、わたしはいつもの貧乏人に逆戻りになることになる。

 

 

2014年7月 4日 (金曜日)

小説・・・私の部屋 東京ステーションホテル

阿保と言う人は何事も主張を変えない所がある。わたくしも、その人種である。毎年の誕生日には東京ステーションホテルに泊まりに行く。東京23区内に住んでいて東京駅に泊まりに行くのだから阿保である。

 誕生日近くになりホテルの予約をした。前回泊まった部屋が良いので同じ号室をオーダーした。ホテルの都合でバラバラに部屋を変えられたら面白くない。1日だけど私の部屋なのだから同じ場所が良い。さて、前回と大きく異なる点がある、それは不思議なことに手元に3万円もあるコトである。しかしながら夕食と朝食を合わせると、持ち合わせが心もとない・・・それどころか2万円は確実に足りない。

 ここは、誕生日であるのだから妹に登場してもらってプレゼントに夕食をお願いしようと思い相談してみると「OKだよぉ」と言われた。これで朝食の心配だけすればよい。これは簡単な問題で食べなければ良いのである

 

某月某日の2時30分に家を出た。東京駅まで30分の汽車の旅である。そして東京駅丸の内南口改札を出て東京ステーションホテルのフロントへ足を進める。

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 フロントでチェックインするときに「朝比奈さまは2回目のご宿泊ですね」と尋ねられた。とても大きなお世話だが。でもそうだから丁寧に「はい」と礼儀良くお答をした。

 宿泊名簿のサインをしていると奥からマネジャーが「宿泊号室は指定の場所ですので、ご案内は大丈夫ですか?」と聞いてきたので。わたくしは「いいえ。手荷物がありますので運んでください」と指示をした。
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当然である。小旅行用の小さな手で持つ旅行鞄を持ってきている。
キャリーバッグは気品が無い。わたくしが好むところではない。したがって小さな鞄を持ちながらレディーがホテル内を歩くなどは
お門違いもいい。きちんとポーターに指示させて部屋まで運ばせ室内の案内をしてもらう。そして部屋に案内させ荷物を私が考えた所定の場所に置かせた。これもサービスである。


 さて、今回は晩餐を妹とするために慌ただしい、17時に新橋駅に待ち合わせなので再度、完璧に身支度をするのに手間をとってしまった。晩餐は銀座資生堂パーラーでディナーなのだから服装も完璧に仕上げた。

17時に新橋駅の銀座口で妹と一緒になり、徒歩で資生堂まで・・・タクシーまでお金はまわらない。

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さて、晩餐である。コース料理も良いのだけど、束縛されるのは好きではないアラカルトで注文をした。誕生日であるからアペリティフにシャンパンにし優雅にグラスを上げる。ワインは私たち姉妹でそろって、お酒は弱いのでペリエにした。さて、美しい食器で見ても楽しい。私は前菜・子羊・メインはビーフシチューそれにバニラアイスに紅茶。こんな安いオーダーした。なんとも安い客だ・・・・。

しかしながら、さすが資生堂。アイスの器が銀製である。もちろんスプーンも。申し分ない。最高のディナー。さて、貧乏人が長湯しても良いはずがない。次のお客様もことも考えて1830分にギャルソンに会計をお願いした。ここはテーブルごとの会計。会計用のレジはないのである。

 新橋駅まで姉妹で歩いて帰る。上弦の月が整然と銀座の上にあがる。新橋駅から妹と京浜東北線で左右に分かれる。不思議なもので全くの阿保である。普通4万円もあったら頭の良い使い方をする。実に阿保である。

 東京ステーションホテルに戻れば一人きりで静寂に包まれる。高さ3mの天井をベットに乱暴に倒れてみてみる不思議と幸せに包まれる。嫌なこと寂しコトは忘れられそうな気になる。不思議でいい気持。このまま永遠に幸せが続けばいいのにと考えてしまう。
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 すこしホテル見学をしようと思う前回しなかったので今回は見て回った。東京駅の構造や歴史など詳しく展示されている。また、壁には歴史ある鉄道のポスターが掲げられてある。十分楽しめた。本当に良く出来たホテルである。
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夜も遅いのでシャワーを浴びるために浴室へ。美しい浴室にアメニティーは最高。そして、バスタオルも肌触りが良い。そしてガウンが置かれている。
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 寝る前に机で手紙を3通書く。良き友人たちに、ちょっとした記念を捧げるためにホテルオリジナルのステッカーを詰めてホテルの便箋で簡単な文章をかいた。さすがに疲れたのか11時には眠りに落ちる。東京駅の最終電車案内がこれから始まる前に記憶は夢の中。

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 時計の針が現実に戻る時間を嫌でも教えてくれる。少し早目にチェックアウト。もちろん朝食は無い。

 
ただ、天気よく行幸大通りから皇居広場へ散策した。最高に気分がいい。テクテク歩いて都営地下鉄三田線の日比谷駅から家に帰る。さて、帰り道に朝食用のおにぎり2個240円をコンビニで買って家の自室で食べる。
まさに、現実との嫌な対面である。

2013年11月17日 (日曜日)

東京ステーションホテル

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 ちょつと昔といっても10年前になる。とある理由で東京ステーションホテルに宿泊をした。ほとんど行きがかりに当日の空いている部屋をフロントでお願いしたら、その部屋は丸の内南ドーム側にあり正面に新しくなった丸ビルが見える。新丸ビルの夜景が綺麗で室内は質素ながら重厚で良い印象

 夜遅くに部屋から抜け出して、わたくしが宿泊している部屋の位置を外から眺めようと画策をして実行に移した。丸の内南口改札から見れば南口ドームの時計の位置から窓で左に3つ位の所。自慢ではないがコレがわたくしの家ならばこれほどの幸せはないと考えつつ。1時間ぐらい阿保のように東京駅と自分の部屋である本日の家を眺めて薄ら笑いをたたえながら我が家である部屋に帰った。

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 しかし、ステーションホテルなのだから東京駅と心を1つにしている。終電近くになれば終車放送が大音響で室内まで入り込んで来たのは閉口した。でも。これがステーションホテルなのだと、わたくしは考えを変えて眠りに落ちた。

 それから、東京駅が平成24年に復原工事が終了し観光客で溢れていると新聞・ラジヲなどで聞いた。ぜひ見に行きたい。見学だけに行くのは利口で真面目な人間がする事だから、わたくしはしない。これがわたくしの気位であるからしょうがない。それに規則がある。規則とは鐵道記念日である10月14日と誕生日の両日は東京ステーションホテルで過ごすことである。自分で勝手に作った規則だから原則は変えない。

 さて、宿泊に行こうと画策して9月の某日に宿泊予約を入れた。予約するのは無料だから気持ちもすこぶる晴れやかである。しかし泊まるからは宿泊する現金がいる。残念ながらわたくしには金銭的な余裕などあるはずもない。

 

 そこで、借金をしに友人宅に押しかけてた。「ホテルに泊まりたいから金を貸して欲しい」と立派な説明し、お願いした。友人は「社用で地方に行くのですか?」と言うので「東京に泊まると」はっきり言った。東京23区内に住んでいて者が東京に泊まりに行く馬鹿に果たして金をかすか内心ビクビクしていたが、呆れたのか馬鹿を相手しない方が賢明なのか当方は知らないが現金を頂戴させて頂いた。これで全ての心配事は払拭されたのある。もう問題は無い。

 さて、当日は雨のち晴れ。せっかく招待を受けるかごとくエレガントな身なりが雨のおかげて最寄りの駅を出た時にはドロドロ。まるでドロネズミのような姿で丸の内南口のホテルフロントにチェックインしてしまった。

 ボーイが私の身なりと古ぼけた鞄に危機感を覚えつつ南口ドームから3階に上がり、そこから一気に北口ドームに向かう。廊下に沿って客室が左右に並んでいる先が見えないほど長い廊下。途中に湾曲した廊下に当たる。丸の内中央だなと直感した。それを越えて、なお続く長い廊下の先に、丸く曲線になっている廊下に入る。丸の内北口3階のドーム部分の外周廊下である。

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 わたくしが指定している号室に通された。部屋は十分に広い。ボーイが言うには天井までの高さは4mあると言う。「窓から北口改札を見下ろせます」とボーイが言うので素直に観ると観光客らしき人々が天井近くの私の部屋を写真機で撮影している。

 これはいけない。わたくしの部屋たる家に対して、おおいに美観を損ねる。しかしながら、こちらは本日の当主である身分なのだから多めに見ることにする。

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 さて、することがない。それが目的だから当然で窓からロココ調の壁面を阿保のように見つめていた。夕食は混んでいる食堂に1名で行くよりもルームサービスのディナーで晩餐にしよと選択しフロントにコース料理を2030分に用意するよう係りに申し伝えた。

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 夜になり雨やめば凄然として下弓の月が丸の内に上空に光り輝く。夜景を見に徒歩にて新丸ビルに出向く。ただ、今回は自分の部屋を外からは観察することはできない。錬金術(借金)に無理があったから安い部屋にしか泊まれないコレは仕方がない。

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 晩餐をしに東京駅へ20時30分に部屋に到着した。わたくしが求める完全なフルコース料理がテーブル1面に広がり銀食器と陶製の皿が燦然と輝いている。

 22時には睡魔が来たのですぐに寝た。遠くから駅の構内放送と電車の案内が聴こえる本当に心地よい。寝につく。翌朝6時。天気晴朗なれば意気軒高に日比谷公園へ散策し、全てが済んだので9時にチェックアウトした。駅に泊まる為に来たのだから用事はすんだ。しかし、駅を良く見るためにに5万も使い果たした阿保はいない。利口な人間は130円の入場券を買うか、途中で下車して眺めるのものである。

 さりながら借金して5万円も一夜にして使い切った、わたくしの阿房さ加減は誠に上出来だと大変に満足し、朝食も食べずに上機嫌でさっさと東京駅から電車に乗って最寄りの駅に帰った。

 家の四畳半の部屋に帰れば窮屈な感じがし見劣りがする。美しさは無い。しかし、東京ステーションホテルよりは遥かに静寂だ。

2017年8月
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